2022年 6月29日
浅村特許事務所 知財情報
台湾 2022年 8月 1日よりWIPO標準ST.26の規定に基づく配列表の提出を義務付け
台湾は、PCT締約国ではありませんが、2022年 8月 1日より、WIPO標準ST.26への移行を実施し、塩基配列及びアミノ酸配列を含む全ての特許出願において世界知的所有権機関（WIPO）標準ST.26に準拠した配列表の提出 *1を義務付けます。
グローバルなデータ交換や検索を容易にすることに配慮したものです。
なお、国際出願を容易にするため、台湾の知的財産局（経済部智慧財産局）（TIPO）は、2022年 7月 1日から2022年 7月31日間の出願において、現行の配列表又はWIPO標準ST.26準拠の配列表のいずれも、受理します。
旧配列表の提出
2022年 8月 1日以降に、現行の配列表（旧配列表）に準拠したtxt形式のシーケンスリスト若しくはST.25規格に準拠したシーケンスリストが提出された場合には、WIPO標準ST.26に準拠したxml形式のシーケンスリストの提出をするための修正期限が通知され、その期限までにST.26準拠のシーケンスリストを提出することができます。
この対応において、出願日（基準日）に影響は生じません。
分割出願の取扱い
分割出願が 8月 1日以降にされ、分割出願の基礎となる出願日（元の出願日）が 7月31日以前の場合であって、元の出願が旧シーケンスリストにて申請を行っている場合、当該分割出願は旧シーケンスリストに基づく申請をすることが可能です。
*1 2022年 7月 1日に、PCT規則及びPCT実施細則の改正が発効されます。そのため、すべてのWIPO加盟国は、2022年 7月 1日より、塩基配列及びアミノ酸配列を含む国際出願および国内出願の配列表については、世界知的所有権機関（WIPO）標準ST.26の規定に従ったxml形式の配列表(シーケンスリスト)の提出が必要となります。
世界知的所有権機関（WIPO）標準ST.26の規定に従った配列表の提出の詳細については、WIPO WIPO標準ST.26の規定に基づく配列表の提出についてをご確認下さい。