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アメリカ WIPO標準ST.26の規定に基づくシーケンスリストの提出について

 2022年 6月 7日
浅村特許事務所 知財情報


アメリカ WIPO標準ST.26の規定に基づくシーケンスリストの提出について


 


 米国特許商標庁(USPTO)は、2022年 7月 1日より、塩基配列やアミノ酸配列を含む特許出願の配列リストについて、世界知的所有権機関(WIPO)標準ST.26の規定に従ったシーケンスリスト(”Sequence Listing XML”)の提出を要求することになりました。


 これにより、2022年 7月 1日以降に申請する出願は、新規則に準拠する必要があります。なお2022年 7月 1日より前に申請した出願は、WIPO標準ST.26に準拠する必要はありません。

 WIPO標準ST.26については、下記をご参照ください。

  日本特許庁HP

 

 WIPO標準ST.26とこれまでの規定(標準ST.25)との主な相違点は、下記の通りです。

  ・4個未満のペプチド、10個未満のヌクレオチドは書いてはいけない(以前のST.25では任意だった)

  ・出願人の項目は筆頭出願人一人だけ書く(以前のST.25では共願の場合は列挙することができた)

  ・「t」でRNAのウラシルとDNAのチミンを表す(以前のST.25では「u」でウラシルを表した)

  ・D-アミノ酸も書く(以前のST.25ではL-アミノ酸のみでよく、D-アミノ酸の記載は任意だった)

  ・分岐配列やヌクレオチド類似体も記載する(以前のST.25では任意だった)

  ・アミノ酸は1文字表記で表す(以前のST.25では3文字表記だった)

  ・配列表はXMLファイルとなる(以前のST.25ではtxtファイルだった)

 

 更なる詳細は、本リンク先をご確認ください。