2020年 4月 17日
特許業務法人 浅村特許事務所/浅村法律事務所
COVID-19 流行に伴う各国特許庁の動向
2020/ 4/17現在で弊所が確認した各国の運用の概要をまとめました。
最新の情報は各国の特許庁のサイトでご確認ください。
(注 : 外部のリンク先は削除される可能性があります)
【アジア】
・日本
日本国特許庁(JPO)は通常どおり運営。
郵送とオンラインでの出願が可能。
https://www.jpo.go.jp/system/design/hague/wipo-oshirase/wipo_pandemic_202003.html
・韓国
韓国特許庁(KIPO)は通常どおり運営。
2020年3月31日から2020年4月29日までに期限を迎える案件は2020年4月30日まで期限延長。
https://www.kipo.go.kr/en/BoardApp/UEngBodApp?board_id=kiponews&c=1001&catmenu=ek06_01_01
・中国
中国特許庁(CNIPA)は通常どおり運営。
http://english.sipo.gov.cn/news/index.htm
・台湾
台湾特許庁(TIPO)は通常どおり運営。
状況により延長が可能。
https://www.tipo.gov.tw/en/cp-282-863966-09602-2.html
・シンガポール
シンガポール特許庁(IPOS)は通常どおり運営。
2020年4月7日から2020年5月7日までに期限を迎える案件は2020年5月8日まで期限延長。
オンラインでの出願が可能。
・香港
香港特許庁は一部業務のみ運営。
オンラインでの出願が可能。
COVID-19の影響による所定の延期手続が可能。
https://www.ipd.gov.hk/eng/Notice_of_interruption_Eng_20200417.pdf
特許庁のニュースはこちら。
https://www.ipd.gov.hk/eng/whats_new/news.htm
・マレーシア
マレーシア特許庁(MYIPO)は通常どおり運営。
2020年4月30日まで限定延長。
オンラインでの出願が可能。
・フィリピン特許庁
フィリピン特許庁は通常どおり運営。
2020年3月16日~2020年4月30日までオンライン出願のみの受付。
今まで設定されていた口頭審理はキャンセル。
郵送は受付なし。
・パキスタン
パキスタン特許庁は通常どおり運営。
郵送とオンラインでの出願が可能。
今まで設定されていた口頭審理はキャンセル。
http://www.ipo.gov.pk/ipo_covid19
・ベトナム
ベトナム特許庁は閉庁中(新たな通知が出される迄)。
3/20-4/30までに期限を迎える手続きは5/30まで自動延期。
出願手続は、郵送とオンラインで可能。
・インド
インド特許庁は通常どおり運営(四庁とも)。
3月25日~5月3日に予定されていたビデオ会議による聴聞(ヒアリング) はキャンセルとなる。
日程は改めて設定される。
http://www.ipindia.nic.in/newsdetail.htm?670
・インドネシア
非常事態宣言により特許庁(DGIP)を始めとする政府機関等は限定的な範囲で運営中。
特許、商標、著作権のオンライン出願は可能。
http://en.dgip.go.id/dg-rings-alarm-bell-for-spreading-hoaxes-related-to-covid-19
【オセアニア】
・オーストラリア
オーストラリア特許庁は通常どおり運営。
状況により限定延長が可能。
オンラインでの出願が可能。
・ニュージーランド
ニュージーランド特許庁(IPONZ)は通常どおり運営。
状況により限定延長が可能。
オンラインでの出願が可能。
https://www.iponz.govt.nz/news/iponz-services-during-covid-19/
【北米】
・米国
https://www.uspto.gov/coronavirus
・カナダ特許庁
オンライン業務は可能。
(3月16日から3月31日に加えて)4月1日から4月30日を特許庁非就業日とする。
すでにファイルされているが、届いていないorderは到着した時に進行する。
これから発送されるorderも同様。
【中東】
・イラン
イラン知財庁は通常どおり運営。
オンラインでの出願が可能。
https://en.patentoffice.ir/news/68038/Measures-of–IP-Offices-for-Protecting–Against-Coronavirus